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アイツまで徒歩5分

第8章 自分の事は自分が一番…


会社に戻る頃には、座薬が効いてきて元気になっていた!



熱が下がっただけで、頭も体もスッキリする!!




オフィスに入ると、陣ヶ岡さんが心配そうに俺を見ている…



大丈夫…薬は効いている!!

バレないはずだ!!






俺は、平気を装い……


その場を上手く切り抜け!


早退し――――――…会社を出た!!





アパートまでは、知った道だが…



尻の具合が――――…なんか…変…?



シャワーの事しか考えられない!




俺は、急ぎ足でアパートを目指した!








アパートが見え、安堵していると……



熱とは違う何かが…ゾクゾクと上がってくる!!




「寒気?ヤバい――――!」




俺は、玄関まで急いで向かう――――――…





と…





玄関のドアノブに…昨日…一関の車に置きっぱなしした…カバンが掛けられていた…






「―――――…一関……」



昨日の事を思うと……


やっぱりまだ許せない…




俺は、振り切る様にカバンを掴み!中から鍵を取りだし部屋に入った!!






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