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溺れてほしいがために……

「ねぇ…聞いてるの？」

首に手を回して、なでるオレ……

「あぁっ…ごめんなさい。ならばもう
あなたの隣にいます」

それで良いんだ
無理にでも従わせたい。

仕方ないな、と思われてもいい。
ただ……女が居ればいいだけだから…


なんだかんだで、注文をした。

今宵は楽しもうと言ったのに
乱してしまった。

「ごめんね、わがままなオレで」

こう謝っとけば
彼女は逃げないだろう─────…

「……」

ホルリはもう口を聞かなくなってしまった

しょうがないじゃないか。
隣にいてほしくてたまらないんだから…