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二宮「うーん…どれがいいかなぁ…」


聖輝「あの…何探してるんですか？」


二宮「シャツ。そろそろ夏だから涼しいやつ欲しいんだけど…」


聖輝「シャツ…シャツ…あっ、これなんかどうですか？」


二宮「水色か…何か違うなぁ…」


聖輝「そうですか…うーん…」


二宮「あっ、これお前に似合うんじゃね？」


聖輝「えっ？どれですか？」


二宮「これ。」


聖輝「ちょっこれ…子ども服じゃないですか！！」


二宮「あははっ！このクマとかお前にピッタリじゃん。」


聖輝「もぉー！！」


二宮「あっそれともこのカエルにするか？」


聖輝「これも子ども服じゃないですか！！いりませんよ！！」


二宮「ふ〜ん……うわっ全身キラキラの服とかあるし…」


聖輝「どれですか？…ひゃあ〜これは派手すぎますね…」


二宮「買ったら？これ。」


聖輝「えぇっ？！これもいりませんよ！」


二宮「これ着てさ、潤くんにアプローチしたら間違いないから。」


聖輝「まっ？！ぼっ僕別に…松本さんのことは……」


二宮「まだ好きなんだろ？バレバレだっつーの。」


聖輝「ゔっ…」

僕って何で隠し事がてきないんだろう…

二宮「…別にさ、潤くんだけにこだわらなくてもいいと思うけど。」


聖輝「えっ？」


二宮「お前の周りに潤くん以外にもいい奴いっぱいいるでしょ？」


聖輝「そっそうですけど……」


二宮「他の選択肢も考えてみたら？」


聖輝「選択肢……」


二宮「…まっ、余計なお節介はしないけど。」


聖輝「……。」

確かに、松潤以外にも選択肢はある。

あるけど…そう簡単に選べる問題じゃないよ…

聖輝「……。」


「ねぇねぇ、あの2人ってもしかしてニノと涼野くんじゃない？」


「えっマジ？！あの2人って友達だったんだ〜」


聖輝「えっ…？」


二宮「……。」


いつの間にか、僕達の周りには多くの人だかりができていた。