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キヨ「そう、お仕事順調なんだね。」


聖輝「はい！おかげさまで。」


キヨ「へぇ〜充実してるんだね。」


聖輝「えへへっそうですね。」


キヨ「でも、プライベートはどうかしらね〜？」


聖輝「えっ？」


キヨ「デートとかしないのかい？」


聖輝「ゔっ…！でっでででデート？！」


僕は紅茶を吹きだきそうになった。


キヨ「あらら、大丈夫？」


聖輝「はっはい…っていやいや！デートなんてする相手いませんよ？！」


キヨ「あら、この間話してくれた人達とはしないの？」


聖輝「いやっ…この間話した人達は全員男ですし…僕も男だし…」


キヨ「そう…でも、その男の人達と一緒に何処かお出かけするのも楽しいと思うよ？」


聖輝「えっ？」


キヨ「プライベートを知ることも仲良くなる方法の一つじゃないかな。」


聖輝「仲良くなる方法…」

確かにそうかもしれない…

聖輝「でっでも、相手の方にも都合がありますし…それに遊びに誘うのも…恥ずかしいし…」


キヨ「そう…じゃあこれあげる。」


聖輝「えっ？何ですかこれ？」


キヨ「お守り。これ持ってるといいことが起こるんだよ。」


聖輝「えっ？いいこと？」


キヨ「そう。例えばそうね…それを持って誰かのことを想像してみるとか。」


聖輝「想像…？」


キヨ「そう、お守りを優しく握りしめながらね。」


聖輝「優しく握りしめながら……」

優しく握りしめながら誰かを想うと…いいことが起こるの…？

聖輝「…？？？」


キヨ「ふふ、そのお守りの中、覗いてごらん。」


聖輝「お守りの中？」


僕はお守りの紐を解き、お守りの中に入ってるものを出した。