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大倉「えっ？！何これ？！」


聖輝「まっ真っ暗で何も見えません！」


大倉「えっ？これって停電やんな？」


聖輝「はっはい…多分…」


大倉「何やねん…電気そんな使ってへんのに…」


聖輝「えっと…ブレーカーは…」

あれ？

真っ暗だから僕がどこにいるか分からない…

聖輝「えっと…スマホスマホ…」


ちょん。


聖輝「ひやぁっ？！」


大倉「えっ？！どないしたん？！」


聖輝「ぼっ…僕の足に…何か生温いものが当たったような…」


大倉「えっ？！どこどこ？！」


聖輝「わっ分かりません！！」


大倉「ちょっ、それ虫ちゃうん？！」


聖輝「えぇっ？！気持ち悪いっ！！」


大倉「とっとりあえず明かり探そ！なっ？」


聖輝「はい！えっと…スマホ持ってませんか？」


大倉「スマホ…あっ！俺の使って……あれ？」


聖輝「どっどうしたんですか？」


大倉「えっ？スマホつかへん！」


聖輝「えっ？！こんな時に電池切れですか？！」


大倉「いや、家出るまで充電したからなくなることはないはずやねんけど…」


聖輝「えっ…何で急に電池切れたんですかね…？」


大倉「分からへん…」


聖輝「あっ！僕のスマホ使いましょう！」

よかった…これで明かりが…

聖輝「…えっ？」


大倉「どないしたん？」


聖輝「何で…僕のスマホもつきません！」


大倉「嘘やろっ？！」


不思議なことに、僕達のスマホは電源ボタンを押してもつかなかった。