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Everlasting Love

第49章 大嫌い



相葉「来週の日曜日が…最終日だよ。」


聖輝「…月曜日…」


相葉「えっ?」


聖輝「来週…月曜日まで…延長しちゃダメ…?」


相葉「えっ…2週間超えちゃうけど…?」


聖輝「来週の日曜日は…特番の収録があって…多分その後飲み会になると思うから…」


相葉「そっかぁ…そういえば俺達嵐にもオファーしてたよね。」


聖輝「うん…結局松本さんに断られて…共演すらなくなったけど…」


相葉「松潤って時々何考えてるのか分かんないよね。」


聖輝「はい…でも…嫌われてるってことは確かなので…」


相葉「…大丈夫!聖輝には俺がいるし、友達もいるし、家族もいるでしょ?」


聖輝「うん、僕もう吹っ切れたから…本当に…」


相葉「そっか…それも一つの選択肢だね。」


聖輝「うん。」


相葉「よーし!今日は俺の愚痴も聞いてもらおっかな〜」


聖輝「えっ?まーくんも溜まってるの?」


相葉「もう溜まってるよ!松潤にもイライラしてるし!」


聖輝「そっそれは置いといて、他にも何かイライラすることあったの?」


相葉「まぁね、あっ聞いてよ!今朝ね、目玉焼き作ろうとしたら殻ごとフライパンに入っちゃってさぁ〜」


聖輝「あらら、殻見つけるの大変そう…」


相葉「そうそう!しかも白身も殻も白色だからどこにあるのか全く分かんないの!」


聖輝「ありゃま…」


相葉「今日さ、すっげぇ目玉焼き食べたいって思ってたのにマジついてねぇよ〜」


聖輝「ふふ、おっちょこちょいだね。」


相葉「ちょっと!これ笑いごとじゃないよ?!」


聖輝「あははっ!まーくんらしいね。」


相葉「もぉ…朝から超ブルーだったんだから…」


聖輝「それはそれは…かわいそうに…」


相葉「あとさ、お昼なんだけどさ…」


それから、僕はまーくんの愚痴という名の小ネタ話をたくさん聞いた。


しょーもないけど面白くて、ついつい笑っちゃう。


いつの間にか僕の中にあった悲しみは吹き飛んだ。

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