
Everlasting Love
第48章 秘密の関係
〜相葉side〜
相葉「…聖輝……」
聖輝「ん〜…むにゃ…」
可愛いなぁ……
相葉「……。」
〜♪♪♪
相葉「ん?誰だろう…」
俺は邪魔にならないように車を端っこに停車させ、電話に出た。
ピッ
相葉「もしもし?」
『もしもし?』
相葉「??!」
『ふふ、こんばんわ…愛しい愛しい兵隊さん。』
相葉「あっ…あっ…!!」
あいつからだ…!!
俺は車を出て、近くのベンチに座って電話の声を聞いた。
『んふふ、元気?』
相葉「あっうっうん…元気だよ!」
『ねぇ…松本と涼野ってどうなってるの?』
相葉「えっ?…あっ…それが…ニノのおかげで…まっ…涼野くんが失恋した…」
『ん?どういうこと?』
相葉「なっ何かね…松潤が彼女のことで悩んでるらしくて…ニノが涼野くんにそれ以上松潤に負荷を与えるなって…」
『ふぅーん…二宮がね…』
相葉「だっだから!涼野くんはもうきっぱり松潤のことは諦めた…はず…」
『そう…』
相葉「えっと……」
『ねぇ…裏切ったりしないよね?』
相葉「えっ…?!」
『兵隊さんが涼野をかっぱらうなんてこと…ないよね?』
相葉「あっいや…あっあるわけないでしょ?!おっ俺は…お前の味方なんだから…」
『だよね〜兵隊さんは裏切ったりするような悪い子じゃないもんね。』
相葉「そっそうだよ!俺には…彼女いるから…」
『ふふ、彼女さんとは仲良くやってるの?』
相葉「あっうん!もう毎日ラブラブだよ!」
『へぇ…そう…』
相葉「もぉ彼女が俺に甘えてくるから困っちゃってさぁ〜」
『ふふ、幸せそうだね。』
相葉「うん!超幸せ!!」
『そう…その幸せを潰されたくなかったら…俺の言うことちゃーんと聞いてね?』
相葉「わっ分かってるよ…!!」
『ふふ、さすが俺の兵隊さん。じゃあ切るね、俺の為に最善を尽くしてね?』
相葉「あっうっうん…」
プチッ
相葉「……ハァ…」
こいつに逆らうと何されるか分からない…
普段はこんな不気味な子じゃないのに……
相葉「…あっ!聖輝!」
俺は車に戻り、再び聖輝の家に向かって車を発進させた。
相葉「聖輝…ごめんね……」
