
涙色*遠恋
第2章 『彼の居る場所』
……涼が……
お風呂のお湯を溜めてる時に、
二人でいろんな話しをした……
……すると……
お風呂のブザーが鳴った。
『……あ……
結奈お風呂湧いたみたい♪』
『……涼……
有り難とう……』
『……はい♪……
バスタオル♪』
『……ほんと……
有り難とう、涼。』
『……結奈……
パジャマどうする?俺のTシャツでい?
あ、おニューだから心配しないで?』
『……涼……
なんの心配よ。笑っ
涼の着てもいいの?おニューの~?』
『……全然……
むしろ着て♪』
『……涼……
有り難とう♪お借りします♪』
『……結奈……
シャワー温度調整教えるよ♪』
『……あ……
ええ♪』
『……結奈……
ここが風呂場♪
温度調整はこれね♪熱くないかな?』
そう言うと涼は、
お湯に手を入れて、
『……どう?……
結奈大丈夫?』
私も手を入れて見た。
『……涼……
有り難とう……
大丈夫よ♪』
『良かった♪
シャンプーは好きなの使って♪』
『……ええ……』
『……じゃ結奈……
ゆっくり入っといでね♪』
……Chu!……
……そう言うと……
涼がおでこにKissして来た……
『……涼……
い、行って来ます~』
『……うん♪……』
……私は……
慌てて風呂場に入った。
……あ、熱い……
……涼に……
キスされたおでこが熱かった……
軽く体を流して浴槽に入った……
……涼に……
触れられるだけで体中が熱くなる……
……たった……
1日でこんなに、
涼を好きになったなんて……
……涼が……
毎日使ってるお風呂
……
……涼が……
使ってる風呂用具達でさえ……
……堪らなく……
愛しい……
……浴槽に……
浸かっていても、
私は涼の事が頭から離れ無かった……
……そして……
30分程で風呂から上がった……
