
腹黒ドS王子の愛する人Another
第1章 慧×桃史の場合
あれから数日......
「うーん.....これじゃぁダメだねぇ.....」
「はぁ....」
これで何回目かのだめだしをうける。
「しっかりしてくれよ?上も期待してるんだ。」
「はい、すいません。」
追い返された資料を片手にため息をつく。
あれからずっと北浜とは会話がなくて、プロジェクトについて話し合うこともできていない。
つまり、俺たちは二人で任されたのに情報を共有できていないのだ。
非常にまずい。
やっぱり、北浜と話し合うのが一番だよなぁ。
