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腹黒ドS王子の愛する人Another

第1章 慧×桃史の場合

「頼んだよ。」



「はい。」






俺たちは目を合わせて力強く頷いた。







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「ってわけで。ご不満だと思うけどよろしく。」



部屋を出てから前を歩く北浜にそう言えば見るからに不満そうな顔が振り返る。






「ん、よろしく......」





小さくつぶやかれた言葉。




素直じゃないねー。




俺は少し笑って部署へと足を進めた。

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