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腹黒ドS王子の愛する人Another

第3章 朔弥 × 元 の場合

なんだか悔しくて、俺はかみつくようにそれを口に含んだ。



大きいそれは、俺の口をすべて埋め尽くし口内を犯されているような錯覚に陥る。さらに先走りの苦みが、においが俺の思考全てを奪っていくようでたまらなくなった。




気持ちよくなってほしい、俺でイッてほしい、ほかの人に振り向いてほしくない。




女の人のように扱われて、どうやら思考まで乙女になったのだろうか?




苦しいのに、俺は無我夢中でそれをしゃぶった。





「ハッ、おいしい?」


「んっ。うぶっ・・・」





口の端から収まりきらない唾液があふれ、じゅぶじゅぶと音を立てるさまが何とも卑猥だ。




舌をすぼめ、先端を刺激する。そうすると、先っぽからたらたらとえっちな知るがこぼれ出てきて、まるで気持ちいといわれているようで胸に優越感が広がった。



寺石は、ちゃんと気持ちいんだ・・・・。










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