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腹黒ドS王子の愛する人Another

第3章 朔弥 × 元 の場合

今まで、俺のお尻はさんざん勝手にいじられてきた。必ず寺石は俺をイかせてくれていたけど、その一方で彼が俺の前でイったことは一度もない。



それどころか服を脱ぐことすらなかった。



急にされた命令に一瞬思考が止まる。しかし早く、とせかす寺石の声に現実へと引き戻された。




でも、どうして急に?



そんな疑問は見上げた彼の表情で一瞬にして塵となった。







そこにあったのは、欲情した男の顔。



熱のこもった瞳が、我慢できないというように俺を射抜く。

形のいい薄い唇は薄く開き、熱い息を吐いているようだった。






いつも、涼しい顔して俺を攻め立てるくせに・・・・。












そんな表情、ずるい・・・・・




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