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腹黒ドS王子の愛する人Another

第1章 慧×桃史の場合

「うるさい......」




余程恥ずかしかったのか後ろから見る北浜のうなじはどんどんと紅色に染まっていく。





へぇ、やっぱおもしろいな。





「ふっ、真っ赤。」



そう言って耳に触れれば




「ひゃっ!」




と、小さな声が上がった。




え、なに今の。まさか北浜が言ったのか?




当の本人を見れば少し涙目になって俺を睨みつけていた。





「おまえっ、いい加減にっ....!」




そう言って怒る目の前の男の体は少しだけプルプルと震えていた。





感度良好って感じ?悪くないじゃん。





「イメージとだいぶ違うな。」






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