
腹黒ドS王子の愛する人Another
第3章 朔弥 × 元 の場合
——————————......
「俺言いましたよね?黙ってる代わりに、先輩は俺の玩具だって。イキながら、わかったって連呼してたの覚えてます?」
「おぼえて、なぃっ...!ぁっ...!」
嘘つかないで下さいと、喉を鳴らした寺石が俺の耳をぺろりと舐め上げた。
俺は今、トイレに座った寺石の上に向き合うように座らせられており、耳や首を執拗に責められていた。
「ほら、またすぐ勃ってる....」
そう言って柔らかく撫でられた感触に、カッと顔に熱が集まる。
声が、手つきが、匂いが俺の思考をドロドロにしていくようで....
「まだイクなよ?」
普段とは全く違う、乱暴な口調にまでドキドキしてしまう。
