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腹黒ドS王子の愛する人Another

第3章 朔弥 × 元 の場合

なんでクソ生意気なんだあの悪魔!!!!!!

  

うがあああと髪の毛をかきむしりそのまま自分のデスクに勢いよく突っ伏す。周りがザワザワとしているが関係ない。



今はあの悪魔を抹殺する方法を考えなくては。俺の平穏のために!!!!!









「せんぱぁい。」




甘くねっとりとした奴の声。振り向かなくてもわかる、悪魔が降臨したんだ。




心臓がどくどくと脈打ち、体温が下がるが俺は先輩だ、後輩1人管理できなくてどうする?





そう、俺の方が立場は上。こいつに従う謂れはないはずだ!!!






「寺石、てめぇ....!!」



「あのこと....」








ボソリと呟かれるたった一言は、俺の動きを止めるのには十分だった。









[先輩の恋愛対象、男でしょ?]




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