テキストサイズ

腹黒ドS王子の愛する人Another

第3章 朔弥 × 元 の場合




寺石に腕を引かれ、会議室に連れ込まれて数秒。




「あああああの、この体勢はなにかな?寺石クン。」


「何がですか?」



相手の男は飄々とし、まるで変なことは起きていないというように涼しい顔をしているが、この体勢はまずい.....




俺は壁際に追いやられ、足の間には寺石の片足がねじ込まれていて、顔の横には寺石の腕、もう片方の腕で顎を掴んで上にあげられている。



漫画でしか見たことねぇよこの体勢....




がっちりホールドされた身体に逃げる隙がなく為す術もない。





「こんな風に、する意味あるのかなぁって」


「んー、ないですね。」






じゃあはなせよ!!!!



ストーリーメニュー

TOPTOPへ