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第4章 artist

広いリビングで

ナオトセレクトのワインを開ける。

「ん、おいし。」

さすが夜の仕事やってるだけある。

しっかり、

酒の味もわかってるんだろう。

「てか、ホストって楽しいの?」

「ん、まー女の子は元々好きだし。」

にんまり微笑む。

「ま、ある意味俳優みたいなもんだよ、

来る客ごとに色んな俺になるからね。」

なるほど。

「おれもやってみたいな〜」

「変装すりゃできそうだけどな。」

ケラケラ笑いながら

ひさびさに楽しく談笑した。

最近はイライラしかしてなかったし

昔の友達は

芸能関係のことしか

きいてこなかったから、

正直飽き飽きしていた。

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