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虹色の精霊に導かれて…

第5章 ハワイの懐かしさに乗って

松本視点

「ちょっと頼みたい事がある…」

 俺の表情が変わったから、勘のいいスタッフが小声で聞く。


スタッフ「なんでしょ?」


「メンバーに内緒で…面白い事思いついたんだ!…」
 顔はメンバーの方を向いているが、会話はスタッフとしている。


スタッフ「今ですか?準備いりますか?」


ボソボソボソボソ

 スタッフにだけ聞こえる小さい声で計画を話す。



「…どうかな…良い感じじゃない?(笑)」


 計画を聞いているスタッフとカメラマンがニコッと笑う。

カメラマン「いいですね♪」

スタッフ「やりましょう!」


「じゃ、僕が声を上げたら、よろしくね」


スタッフ「分かりました(笑)」

 スタッフが他のスタッフに伝言ゲームの様に計画が広がっていく。


「じゃ、俺もも入るから、何枚でも良いから、撮り続けてくれる♪」

カメラマン「はい!良い顔見逃しませんよ♪」


「よろしく!!」
 急いで、自分の位置に走って行く。

「お待たせ!」
 自分の位置はリーダーと相葉さんの間。



N「アングルは大丈夫だって?」
 カズが雅紀越しに聞いてきた。


「バッチリよ!」
 親指を上げる俺。


カメラマン「はい!とり始めまーす!自然な表情欲しいんで!談笑しててください」


 カメラマンが後ろからや、横からをパシャパシャ取っていく。

 その光景をムービーカメラがついて行ったり、背中から取ったりと、スタッフ達は動き回っている。

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