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虹色の精霊に導かれて…

第89章 泣かないで

S「15年前の自分に会って、この状況説明しても信じてもらえないだろうね」
O「うん」
 大きく頷く大野。

M「説明…できんの…」

O「むりぃ…」


S「はははは」

N(でしょうね…)

A「うひゃひゃひゃッ!」



O「もうちょっと、ビジュアルがぐちゃぐちゃすぎてさあ ははっ 気持ちはわかるの。すっごい」


O「気持ちわかってくれるでしょ?」

N「わかるよ。一緒にデビューしてんすから!」


O「そう…それが今、もう、何だ、全てのスイッチが緩んで、全て出ちゃった感じだよね」


 酔ってぐじゃぐじゃになる大野を見て笑うしかない四人。



O「みんな、これなんだよ」

S「わかるわかる」
N「まーまーそうそう」

M「そりゃ わかるよ…」(でもなぁ カメラ入ってるしなぁ)



O「まあ、でもテレビで見たことないですよ?大野さんがガチで泣いてる映像は」

N「また泣いちゃう。また泣いちゃう、ホントに…」(翔ちゃんが大野さんって言ったら)

A「あーあー」


O「もう やめてよ 泣くよぉ」
 大野感情が溢れ出す。




N「泣いて良い時ですけど…マイクに泣き声を拾っても…」


 額に手を置き顔を上げなくなる。


S「泣き出すと止まらないんだから…」

O「とまんないんだよー、こっち来てから。」


  大野泣き止まない。



M「・・・ ね 浜地さん…」
 松本浜地の側に近づく。

浜地「何でしょう…」

M「ココのシャクって もういい? もう リーダー無理だわ」

浜地「十分あると思います」



M「撮影 もう 閉めよう! きちんと終わりのカットを取って 終わろう で ゆっくり 飲もう カメラ抜きで!」
 立ち上がる松本。



 サーバーの側に犬養が立っている。


N「新しいの付けたの?」

犬養「はい お待たせしました」




浜地「椰子の木の下で終演宣言なんて ドウですか?」



S「いいね いこうか!」
 櫻井も立ち上がる。


A「そうだね 大ちゃん 海 見に行こう?」
 大野の前にしゃがんで見上げる相葉。

O「うみぃ?」
 相葉と目を合わせる大野。


N「気分が晴れるますよ?」
 そっと背中を触る二宮。

O「うん…」
 鼻を啜りながら立ち上がる。

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