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虹色の精霊に導かれて…

第59章 嵐 二日目 コンサート フィナーレ

相葉の叫びと被るように〝Bittersweet〟のイントロが流れはじめた。


S「どうもーありがとうーーー」
 櫻井も大きな声で叫ぶ

M『 ありがとうーー 』
 松本はちゃんとマイクを使う。


メインステージから花道歩く時、大野の肩に手を置いて一緒に歩き出す相葉。

二宮も同じように大野の肩に手を置いて三人でニコニコ歩いてた。


A「ニノ? あっちだろ?」
 一緒に歩いてきた二宮に指摘する。


N「あ…」
 朝、変更した立ち居ちの事思い出す二宮。

A「なにやってんだよぉ」
 戯れてポコンと二宮の頭を叩くふりをする相葉。

N「ごめん、つい…」
 恥ずかしそうに両手で顔を覆った二宮。


大野 二宮を指さしながら歌い出す

O『 夢の中で君と笑えるなら ありのままを 』


松本 笑っていながらマイクを口を近付け、二宮の立ち位置に立ち歌い出す

O『 伝えたくて 分からなくて ただ君だけを見つめてた 』
M『 伝えたくて 分からなくて ただ君だけを見つめてた 』

両手で顔を覆っちゃったにのちゃんを見て、相葉が肩を組んで二宮の頭をナデナデしてた。

N『 離れた場所からでも届くから 今どこかで 』

M『 幸せを運ぶ 』
N『 甘く切ない君の歌 』

A『 巡り会えた奇跡がほら この胸を叩いた 』
S『 生まれていく世界は ためらいもなく ただ君で染まってゆく 』

四人が大野の方に手を伸ばす。

O『 恋は甘くて苦い 溶けてくような 忘れられない香りばかり
   叶わないけど愛おしい 僕を強くさせる 』
 照れた様な顔で、真面目に歌う大野。


N『 知りたい消えない思い出なら あの日のまま包み込んで 』
A『 君を強く抱き締めたら 溶けてゆくほど優しく 』


S「 どうも ありがとう 」
 会場に手を振る櫻井。

O『 君にもしも出逢わなければ まるで違う世界が 見えていたんだ 
   確かな事があれば 君がいるから ここに僕はいるよ 』

M『 誰よりも君を 』



N「 ありがとう 」
 両手を大きく振る二宮。

M「 ありがとう 」
 天を仰ぐ松本。

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