
虹色の精霊に導かれて…
第49章 嵐 二日目 コンサート 起動!!
メインスクリーンにピカンチ(映画)が映し出される
俺たちはスタンドマイクを地上におろして、上着を脱ぐメンバーを横目で確認
それなりに息は上がっている
≪癒しの風よ 我らの周りを舞え≫
陣に配置していた 眷属たちが速やかに動き出す。
(今の俺じゃ、自分の踊りだけで、一杯一杯なんだよ。無理すんなよ!!)
〝PIKA☆NCHI〟のイントロが流れ出す。
せり上がる位置まで、歩きだす。
ダンスが始まると台がせり上がりだす。
完全に台が止まった。
S『 メロデイのない歌があるんだ 』
翔さんが歌い出した。
『 どうやって君に伝えればいい 』
S『 モラルのないハナシがあるんだ 』
『 どうやって君に伝えればいい 』
M『 Safety World Safety Words 』
A『 何もない場所から 』
M『 何もない今日から 』
(イケメン2ショットいきますよ!)
A&M『 生まれるものがある
肩をあて 頭をコツンとぶつけるマー君と潤くん。
会場から「きゃあーー」と歓声が上がる。
踊りながらサイドモニターを確認。
(おし いい感じ🎶)
『 意味のないものから 理由のないものから 始まる夢がある 』
俺のパートの所でフォーメーションが変わる
『 信じたいよ
抱きしめて 抱きしめて 壊れたら 拾い集めて
輪になって 輪になって 鳥のように 空高く行けよ 』
間奏中 ダンス。汗が噴き出す。
A&M『 何もない場所から 何もない今日から 生まれるものがある 』
俺のプランになかった、二回目の頭コツンに会場はさっきの比じゃない歓声が上がる。
(味しめたなぁ…)
汗だくになって歌い踊りきった。
(ふう 次もぉ)
