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虹色の精霊に導かれて…

第49章 嵐 二日目 コンサート 起動!!

ヘリがゆっくり旋回して

昨日と少し違う色の『空』と『海』の間を飛んで、会場に向かう。


(今日は…空に霊体が集まってるな…)



イヤモニ「ヘリ内映像 抜きます」

(おっと 意識をコッチに向けておかないと…)

アロハポーズでカメラに向かう。


“OK.This is ARASHI. 15th Anniversary.”




 ゆっくり ヘリがセット裏に降り立つ。


ザァァァー― っと雨が降り始まる。


 スタッフが小走りにヘリに近づいて来る。

「堂々とお願いします」
イヤモニからカウントの音と一緒に指示が聞こえてくる。

 メンバーと目で意思表示
全員小さく頭を動かす。


(本番です!)

 ドアが開く。

まずは、潤くん。

そのあとまー君 大野さん 俺 翔さんと降りる。


イヤモニから聞こえてくるリズムに合わせて、カウントをしながら、みんなの動きを見る。



"ARE YOU READY?"

その声を聞きながら、一緒にセットに向かって歩き出す。

リハで決めたタイミングで、サングラスを外していく。


最後にテントの所でマイクを貰う。

階段を上がると、客席に沢山のペンライト揺れる風景が広がっていた。



(昨日みたいな事にならないように、気を引き締めて!!)



 オープニングの音楽が終わるタイミングで「いくぞ Hawaii!」潤くんの雄叫びで、白い花火が噴射。


〝A .RA.SHI〟のイントロが流れ始める。


S『 Take it so so Take it so so Everybody! 』
 翔さんがニコニコ嬉しそうに唄い始める。


M『 Let's go! 』
 声をかぶせる潤くん。


S『 はじけりゃ 』

『 Yea! 』


S『 素直に Good! だからちょっと重いのは 』


『 Boo! 』
ステップを踏みながら、周りを確認する。


 俺の眷属と潤くんの眷属が 俺の配置図通り 立っていた。


(よし よし!)


A『 That's all right! 』


S『 それでも時代を極める そうさ 僕らは 』


『 Super Boy! We are “COOL” 』

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