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虹色の精霊に導かれて…

第47章 嵐 二日目リハ中 二宮視点

しばらくして、浜地がワゴンを押して、部屋に入ってきた。


ベッドにサイドテーブルを寄せてきた。

サイドテーブルに、体に優しそうな朝食を並べる。

浜地「食べられるだけでいいので、お召し上がりください」



よそって貰ったのは、たぶん中華粥だと思うお粥。

口に入れると、ほのかに胡椒の味がする。

「美味しい」

「それは良かった。食欲が有ることはいいことです」

「そうだね。
 食べたらさ ちょっと付き合ってくれる?」

「体を動かすのですか?」

「うん。ちゃんと準備しないとね、ほら本番は定時で始めないとね」


「ギリギリまでゆっくりしていただきたい」

「だから、浜ちゃんが付き合うんでしょ?一人で籠ったら出てこなくなるかもよ?」

「それはいけませんね」

「でしょ?よろしく」

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