テキストサイズ

虹色の精霊に導かれて…

第46章 二日目の朝 ホテルにて

相葉視点

ゆっくり、目を開ける。

抱き締めている白い塊。

ふわふわの気持ちいい質感。

(ホテルの枕ってどうして、こんなに気持ち良いのだろう)

「うーん」
うつ伏せのまま両手を伸ばして、縮こまった体を伸ばす。

「お!起きた?」

頭の上から声が聞こえてきた。

(え?大ちゃん?)
顔を上げる。


O「そうだよ♪大ちゃんだよ!」
 くすくす笑う大ちゃん。

周りを確認する

(ここは、ホテルの部屋…俺の荷物があそこに…ない!)
勢いよく起き上がる。

O「うん!二日酔いは無いようだね」

(あのさ…)

O「うん?なに?」

(どうして?俺…ここに?)

M「相葉くん?そろそろ声だそうね?」
 潤ちゃんが部屋に入ってきた。


(潤ちゃん…)

M「おはよう!」
 唇を大きく動かして言う潤ちゃん。

「お、おはよぉ…」

M「うん!おはよう!」
 笑顔の潤ちゃん。

O「そう言う 松潤も、さっき起きたんだけどね?」


M「あ!それ言わないで!」

O「ごめんね 言っちゃた」

M「もう で?頭いたくない?」

「うん。大丈夫…」

M「そぉよかった
  じゃ、これより…朝食の方がいいね!
  取ってくるね」
 薬を飲むためだったのか、グラスと水をテーブルに置いて、また部屋から出ていった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ