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虹色の精霊に導かれて…

第13章 虹の祝福と宴

松本視点

{では、宴をはじめましょう}

乙女の声で空間は一気にパーティ会場へと変わる。



たくさんの花を飾られたテーブルに、

ハワイアンドレスを来た少女が


色鮮やかな果物や、

美味しそうな香りのする料理の乗った皿を持って

次々とやって来る。


(あ…運んでいる子、浮いている…

 モモみたいな感じがする…)


{ドウゾ…}
少女がニコッと笑って空のシャンパングラスをトレイに乗せて近づいてきた。


(この少女も精霊なのか?)

少女はニコニコしている。

(空だけど…、今から注いでくれるのかな?)

 笑顔で、グラスを受け取るメンバー。



「あ…」
 グラスを持った途端、グラスの中に輝く液体が満たされていく。


A「どうなってるの?」
 相葉くんがグラスを覗き込んでいる。


「…だね」
 グラスを見つめる俺。


A「飲んでいいのかな?」
 グラスを鼻に近づけてクンクンしている相葉くん。

N「行儀が悪いですよ…」
 相葉くんの足を軽く蹴りつけるニノ。

A「っ!いったいよ…」
 よろっと体を揺らして、足を触っている

{嵐のみなさん。どうぞ お飲みください}
カハラが微笑んでいる。

A「ほら!良いってよ!」
 嬉しそうにグラスをニノに向ける。

N「は…、もう… どうしますか?」
 ニノはそのクラスを手で押さえながら翔さんに行動確認をしている。

S「日本式の宴じゃないから…」
 翔さんがグラスを持ってほほ笑む。

O「飲もうっか!」
 大野が一度テーブルに置いたグラスを持つ。

「『乾杯』はしたいな」
 グラスに注がれた液体を見つめる。

O「じゃ…小さく『乾杯』」
 グラスを少し前に出す笑顔の智さん。


  チン


グラスを合わせて、五人は液体を口にする。

 甘く…シュワっとした炭酸系の飲み物

A「おいしい…お酒?なのかな?」

「ビジュアルはジャンパンだけど…」

N「味は、果物だよね?」

S「そうだね…」
 グビっと飲み干す櫻井。


 グラスをテーブルに置くと、グラスの中に勝手に液体が満たされていく。

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