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二宮視点

　軽く食事をして、ビールを飲んだ。

（はー。疲れてるのかな…体…重たい…）

Ａ「はぁひゃひゃぁ！」
Ｓ「酔ってるよね(笑)」

　マー君と翔さんが笑っている。


（何…笑ってるの？）

　ゴロンとしていたベッドから起き上がってメンバーを見る。

（俺のけ者にして、なに盛り上がっているんですか？）


　ユラユラしながらマー君の側に行く。


「なに、騒いでるのさ？」

Ａ「潤くんが、自腹でお酒買って来たんだって！！」

「自腹？」

　翔さんからボトルを受け取る。


ラベルに“PANIOLO WHISKEY”と書いてある。


（潤くん。一人前のりしてなに買ってのさ…）


Ａ「パンオロ？って読むのかな？」
　マーくんほんのりお酒の匂いをさせながた覗き込んできた。


Ｍ「おしい！パニオロって読むんだよ」
　満面の笑顔で話す潤くん。


Ａ「パニオロぉ？あ…Ｉがあるね…」
　俺からボトルを取るって確認するマー君。


「アイバカさんには、PAって書いてたら“パンくん”になるんじゃない？」

Ａ「あーまた、俺の事バカって言った！！」
　膨れ顔のマー君。



Ｓ「飲もうよ！どんな味かな！」

Ｏ「おいらも飲むぅ♡」

Ｓ「ね～♡」

（わー…翔さんがデレデレ）


Ｍ「今、氷持ってくるね」
　イソイソとキッチンに走る潤くん。

（潤くんもわかってたんだね。

　ライブまえに重いテーマを取材する翔くんの切り替え材料…）


Ｍ「はい。グラスと氷」
　アイスボックスとショートグラスをトレーに乗せてやってきた。

Ｓ「ありがとう。ニノも飲むだろ？」
　ニコニコの翔さんが受け取ると、俺の方にボトルを見せる。


（何本あるんだろう…）

「あ…はい。いただきます…」