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…内容を読む気には
なれなくて、
既読だけつける。


って思ってたんだけど──…



『ニノと翔ちゃんが
なんか企んでるみたいなんだけど
りーだー、心当たりない？』


って書かれてた。


…俺も悩んでた。
そのことで。


『俺もそのこと
聞きたかった。』


そう送信して、
電源を落とした。


「智、どうしたの？
勝手に決めたから？
怒ってるの？」

「…べつに

…なんか最近、
ニノの話題に翔ちゃんばっか
出てきて嫌だ。」



…嫉妬。

ただそれだけのこと。


…仕方ないじゃん。

そりゃするよ。


翔ちゃんばっかりって
そんなのナシだよ。


「…ふふ、
妬いてたんだ。

かーわいいなあ〜♥

俺が離れてるわけないじゃん。
離れらんないんだから。」


可愛いなぁ、ほんとに、なんて
言われて抱き締められた。




…うん。


俺の定位置はここだ。