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甘く、苦く

第40章 翔ちゃん happy birthday ♪

櫻井side




「雅紀、なにそんな顔してんの?」

「へ?や、なんでもないよ…?」



絶対嘘。



なんか隠してる顔してる。




「嘘、ついてるでしょ?」





俺は雅紀に問い掛けるように
ゆっくり言った。



したら、雅紀の肩がびくって揺れて。




…隠すの、下手。




「な、なんのこと?
俺、なんにも隠してないよ?」

「だからさ、嘘つかなくたって
いいってば…教えて?」




雅紀は俺の口を両手で塞いだ。



顔を真っ赤にして。




「だめったらだめ!
言わないもんっ!絶対!」

「んーっ、んー!」




口を塞がれていると
なにも喋れなくて。



雅紀は恥ずかしそうに
両手を離して、優しくキスした。



…雅紀の思考がわかんねぇ。

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