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甘く、苦く

第40章 翔ちゃん happy birthday ♪

櫻井side



「うぉっ」

「翔ちゃん、好きぃぃぃぃ!」




雅紀がくっついて離れない。



…かわいいな、おい。



雅紀は頬っぺたを俺の背中に
スリスリと擦り付ける。



…リスかよ。



「…翔ちゃん、好きだよ」

「うん、知ってる」



雅紀が正面から抱き付いた。


なに?もうー…


甘えてくる姿がかわいくて、
俺は鼻血が出るのをこらえていた。



「好き?」

「好きだよ?」

「ほんとに?」

「うん」




雅紀はふぅんって呟いてから、
俺をソファーに押し倒した。



「ちょ、なに?」

「…ちゅー♪」



雅紀は俺の顔中に
キスを落としてくる。


…くすぐったいし。



でも、嬉しくて。



俺の誕生日プレゼントは
…雅紀かな。

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