
甘く、苦く
第74章 お山【miss your voice.】session 1
大野side
さっきの翔くん、
なんか元気なかったなぁ…。
どーしたんだろ…
風邪でも、引いたのかな?
季節の節目だし、危ないよね…。
ぼーっとしてたし、
やっぱり危ないよね。
うーん…。
翔くんちに看病でも
行けたらいいのになぁ。
ていうか、お家どこら辺なのかな…。
翔くん…名字、なんだったっけな…。
…あれ、まさか俺…
まだ、全部名前聞いてなかったっけ?
そういえば
名前もだけど、連絡先も
教えてもらってないや…。
明日また、聞いてみようかな。
ふと、明日のことを考えると
顔が綻んでしまう。
それは、きっと翔くんなんだからだろう。
だって、まだ俺達はお互い
知らないことが当たり前だけど、
たくさんあって……
「さぶっ…」
急に冷たい風が頬にぶつかり、
思わず声を出してしまった。
あったかくなったと思って、
マフラーしまっちゃったよ…。
ちょっと後悔しながら、
沈みそうな夕日を見て、
ひとつ、溜め息をついた。
さっきの翔くん、
なんか元気なかったなぁ…。
どーしたんだろ…
風邪でも、引いたのかな?
季節の節目だし、危ないよね…。
ぼーっとしてたし、
やっぱり危ないよね。
うーん…。
翔くんちに看病でも
行けたらいいのになぁ。
ていうか、お家どこら辺なのかな…。
翔くん…名字、なんだったっけな…。
…あれ、まさか俺…
まだ、全部名前聞いてなかったっけ?
そういえば
名前もだけど、連絡先も
教えてもらってないや…。
明日また、聞いてみようかな。
ふと、明日のことを考えると
顔が綻んでしまう。
それは、きっと翔くんなんだからだろう。
だって、まだ俺達はお互い
知らないことが当たり前だけど、
たくさんあって……
「さぶっ…」
急に冷たい風が頬にぶつかり、
思わず声を出してしまった。
あったかくなったと思って、
マフラーしまっちゃったよ…。
ちょっと後悔しながら、
沈みそうな夕日を見て、
ひとつ、溜め息をついた。
