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だから、“好き”という言葉を言われても普通だ

｢信じてる？｣

歩いていたら、いつの間にか芸能科のコンピューター室

｢ねぇ、入ろ？｣

手を引かれるがまま入っていく

｢一番最初、覚えてる？｣

『…うん』

確か、私の元カレの時のことだよね

｢夏目は最初、僕達の玩具だったけど、今は違うんだよ。分かる？｣

…………違う？

｢ねぇ、好きって言っても、なんで信じてくれないの？僕は軽いから？嫌いだから信じたくないの？｣

『どぉした、の？』

港くんは奥の方へ連れていき、床に押し倒す

｢怖い…？｣

『ううん…』

港くんはもう一度口付けをする

『ふぅｯ…ｸﾁｭんっ』

｢僕は…夏目が好きだよ…夏目しか触れたくないし、夏目はいつも僕の物がいい｣

ホントにそう思ってるの？港くん

『私も好きだよ。でも、私は鈍感でわかんない……』


｢ねえ、僕だけの物になってよ…｣

港くんは今にも涙が零れそうだった