
Doki Doki⛔️one way love〜一方通行の恋
第11章 11
「もしかして?」
「もしかすると… 浮気してるのかも」
どこまでも膨らむさゆりの妄想である
「いいえ、ひょっとすると今流行りのボーイズラブかもしれないわね」
「い、いや、あはは… それはどうかな」
「あなた、世間体を装うためのカモフラージュに利用されているんじゃあないでしょうね」
「……」
もはやさゆりの妄想はとどまるところを知らないのであった
「ちょっと着替えてみなさいな」
「えー、やだぁ、無理ですよぉ」
「女同士なんだから気にしないっ、ささ、ほら、早くっ」
「……」
「あら、やっぱり似合うわ、いいじゃない」
「そ、そうかなぁ」
似合うと言われ、満更でも無い雛
褒められて伸びるタイプである
「胸はちょっと小振りだけど」
「……」
確かに、爽やかなベビーブルーの薄地のセットアップが雛の白くて小振りなバストとヒップにとても良く似合っている
ただし、トップもアンダーもかなり透けている
「ただいま… 」
「んぎゃ」
「って、どしたの? お前、その格好…」
「あらあ、お帰りなさい、ちょうど良かった、それじゃ私はこれで、雛ちゃん、頑張ってねー」
「あ、ちょっと、さゆりさん、待って」
