
Doki Doki⛔️one way love〜一方通行の恋
第6章 6
「ぉはょぅござぃます」
「おう… おはよう」
「……」
「なんだ、お前、もしかして二日酔い?」
「係長、も少しちぃさぃ声でも聞こぇますから」
「普段飲みつけないもの調子に乗って飲むからだ」
「ぁぃぁぃ、ゎかってますからも少しちぃさぃ声でお願ぃしますぅ」
「朝飯は適当に済ますからお前寝てていいぞ」
「ぇ? ぃぃんですかぁ、しゅみましぇん、でゎ、ぉ言葉に甘ぇてぉ休みなしゃぃ」
「おーい、起きてるか?」
昼過ぎになって雛の部屋をノックする駿
「ぁぃぁぃ、起きてますぅ」
パジャマにノーメイクのボサボサ頭でドアから顔を出す雛
「昼飯作ったけど食うか?」
「ぇ? 係長が? どれどれ… !!」
「すっご、これ、係長が作ったんれすかぁ?」
「ああ… 他に誰が居るんだよ」
「ぃただきまーす」
「おう」
「んーっ! 美味しぃですぅ」
「そうか?」
「はぃ、私なんかょりずっと料理上手じゃぁなぃですかぁ」
「ああ… 料理は好きだからな」
「ぇぇ? じゃぁ、何故に私に…」
「そうだな、お前、料理イマイチだもんな、掃除も丸く掃くしな」
むぅぅ…
この小舅めが
「また作ってくださぃよぉ」
「気が向いたらな」
食事が済むと駿は手際良くささっと片付けて出掛けてしまった
自室で横になる雛
あんなに完璧じゃぁ女が付け入る隙ないじゃん!
ちょっと元気になると途端に生意気になる雛であった
