
1人じゃなくて。
第7章 No.7
私は…父と母と暮らしていました。
一人っ子でも全然寂しくなくて、父と母が大好きでした。
『奈瑠』って読んでくれて
私が二人の元へ駆け寄るといつも笑ってくれたんです。
小学生6年生の時
父と母が交通事故で亡くなりました。
沢山泣いて
喚いて
周りの人なんて見ることすら出来ない状態でした。
油断しました。
私が泣いている後ろで、誰が引き取るか
相談されていたんです。
それも皆お金目的で
しかし
私のお祖母ちゃんが、私を引き取ってくれました。
遠いところから迎えに来てくれたお祖母ちゃん。
まさに私の救世主でした。
