
おじさん先生との恋愛はダメですか?
第26章 夏
「そ…それと…」
キスマークのこと…言わなきゃ……
「おや?また顔が赤いですよ。ほら、おでこ出してー。」
「それじゃないですっ!」
私はさっきかけたボタンを外した。
「ココ…先生ですよね?」
「ありゃ。もう気づいちゃったか。」
「小宮先生に言われたんです!…恥ずかしかったんですからね…!」
「あぁ…その顔はそそられる……」
先生は私の顎をクイッと上げる。
「ちょっとせんせ!も、もう後3分で授業始まっちゃいますから!」
時計を指差す。
「ちぇー。では、委員会で。」
先生は職員室に向かって歩いていった。
