
君は少しも悪くない。たぶん
第8章 <番外編、松本潤SP> Take off!!!!!
〜松本side〜
真夜中、珍しく家でビールを飲みながらウトウトしていると、スマホの通知音が鳴る
…ニノだ。
『潤くん、お誕生日おめでとう!!
今年も幸せな一年にしようね』
かわいいっ!
つーか女子かコイツは。
『今日は、ロケバスで帰宅途中。
行けなくてゴメンm(__)m
明日会お?』
やっぱり来ないか…
遅いもんな。
『わざわざありがとう。仕事お疲れ様。
じゃ、明日リハ終わりで来いよ?』
少し間があり、返信があった。
『うん、わかっまらはゆよ』
?
あ、打ちながら寝たパターン?
か、かわいい…
待ち受けのニノの寝顔を見て、俺は寝た。
朝、目覚ましが鳴る前に起きる。
こんなの何年振りだろうか。すっげー気持ち良い朝。
鼻歌を歌いながら、シャワーを浴びる。
オフの日並みにゆっくりと朝食を作った。
気持ち良いハズなのに、
なんか足りない…
“そう補充すべきは柔らかなキミの愛”
リーダーのソロ曲が、頭の中で鳴り響く。
ニノが、ここにいたらなぁ〜
誕生日の朝から、ちょっぴり切なくなった。
