
未知夢
第16章 変貌
「……」
繁は何も返さなかった。
〔お前は、綾子とHして綾子を殺した。これでストーリーは変わる〕
「……」
〔パソコンでの俺の作品見た? いい出来だろ!! 俺が書いた。で、綾子抱いたのも殺したのも……俺〕
「……!」
繁の腕がピクッと動いた。
〔後、数時間したら、お前の意識は無くなる。その代わりに俺が表にでる。お前は、この世界の人間じゃなくなる〕
「お前……はじめからそのつもりだったのか?」
〔よせよ……あのパソコンの文章はただの俺の遊びだ。だから、あれは気にするな! 今は、赤い石の最後の症状が出てるのさ〕
「どういうことだ?」
〔たまに意識が虚ろになったり意識飛んだりした時は俺が表に出る前兆。綾子、良かったなぁ〕
「なんで殺した……」
〔ん?〕
「なんで……殺したって聞いてる」
〔あの子、俺がここの、本当の繁じゃないってことに気がついたんだ。やがて、大声で叫び出して、うるさいから絞めてやったら……コロッとな。涙浮かべて死んじゃったってさ〕
繁は何も返さなかった。
〔お前は、綾子とHして綾子を殺した。これでストーリーは変わる〕
「……」
〔パソコンでの俺の作品見た? いい出来だろ!! 俺が書いた。で、綾子抱いたのも殺したのも……俺〕
「……!」
繁の腕がピクッと動いた。
〔後、数時間したら、お前の意識は無くなる。その代わりに俺が表にでる。お前は、この世界の人間じゃなくなる〕
「お前……はじめからそのつもりだったのか?」
〔よせよ……あのパソコンの文章はただの俺の遊びだ。だから、あれは気にするな! 今は、赤い石の最後の症状が出てるのさ〕
「どういうことだ?」
〔たまに意識が虚ろになったり意識飛んだりした時は俺が表に出る前兆。綾子、良かったなぁ〕
「なんで殺した……」
〔ん?〕
「なんで……殺したって聞いてる」
〔あの子、俺がここの、本当の繁じゃないってことに気がついたんだ。やがて、大声で叫び出して、うるさいから絞めてやったら……コロッとな。涙浮かべて死んじゃったってさ〕
