ネムリヒメ.
第2章 目覚め.
もう…これ以上……
苦しくて、もどかしくて涙が溢れる
アタシは彼の漆黒の瞳を見つめ返すと唇を開く
「なぎ…さ…く…おねが…っ…」
頬を紅潮させ 熱い吐息を吐きながら
精一杯の声で彼に紡ぐ悲願の言葉
「っぁ…アタシの…なかに…っして…」
「……いい子だ」
彼はアタシの震える唇を指でなぞりながら妖美に微笑む
そしてバスローブを脱ぎ捨てアタシの腰を持ち上げると、熱くなった己をあてがった
っ…
露になった彼のカラダに見とれていると…
一気に奥まで貫かれる
「っ…きゃあああん!!」
彼の熱を感じた瞬間、甘い悲鳴をあげカラダがしなった
幾度となく寸前でお預けをくらっていたアタシのカラダは
怖いくらいの快楽の波に襲われ、いとも簡単にのぼりつめた
「っ…締めすぎ…」
「だって…ぁっ」
彼が腰を沈める度 ぐちゅぐちゅと卑猥な水音が部屋に響く
作品トップ
目次
作者トップ
レビューを見る
ファンになる
本棚へ入れる
拍手する
友達に教える