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そして唇を離すと耳元で低く優しい声色で囁いた


「…イきたいか?」


「…っ!!」


吐息が耳にかかり アタシはモノの考えられない頭をガクガクと前に振る


「なら、ねだれ…」


彼はアタシの顎を抑えながら 上から鋭い瞳で見下ろす


「ねだって オレをもっと欲情させろ…」


そんな…こと…


「っ…」


恥ずかしくなって彼から目をそらすが、その間も彼はアタシを煽る手を休めない



「っ!!! ぁっ…」


アタシは彼に指を沈められ、ぐちゅぐちゅとたてられる卑猥な水音にビクビクと腰が浮く



「千隼…」


「ひゃあっ…ん!!!」


優しい声色とは裏腹に、胸の突起をつまみ上げ彼はアタシを限界へと追いつめる


「ほら……言えよ…」


彼の声が真っ白な頭のなかに響いて、アタシのなかに残る理性というものをじわじわと侵食していくようだった