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山岸君と照井君

第35章 指先―――……

俺は、緊張しながら…


小柄な女性を見る―――…


「母さん、式が近いんですから…うろうろしないでください…

少年も―――…式に出るんだろ?

一緒に来くるか?」



えっ!!な……何で…


岳心さんは、ニヤリと笑う…



い…嫌な予感再び……




「――――…あら、彼も式に?雷の友達?」


「――――…友達……」


では、ないが……何ていっていいものか悩む…




「母さん、少年は―――…苑心の命の恩人ですよ…

そして―――…

雷心兄さんと父さんの…目の上のタンコブ……」



岳心さんの…意味ありげな言い方に…



俺は、更に緊張する―――…



一瞬…考えこんだ…三兄弟母は…



「―――…ぁ〜〜…///…
君が―――――――…」




と…俺を…改めて見つめる…






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