山岸君と照井君
第34章 結婚式―――……
「―――…あっそ…
雷心兄さんも――――…
結構…面倒くさい性格してるからなぁ…
で…これも…兄さんから…少年にって―――――…」
すると、岳心さんは――…
もう一通…便箋を俺に渡した…
「――――…ん?俺宛に?
え―――…?!結婚式の…招待状?」
俺は、慌てて封を切る!
「雷心兄さん…結婚するんだって―――――…」
岳心さんは、何か腑に落ちないのか…
腕組みをし鼻息を荒くした…
「――――え!!ぇえ〜〜〜〜〜〜〜〜!!マジか?あの…雷心さんが…?誰と?えっ?お見合い?」
俺は、招待状の差出人の欄に記載されている新婦の名前を確認する…
「――――…都……ここ…よう?さん?」
「みやこ、しよ―――…さん
心陽と書いて“しよ”さんだ…
しかも、子持ち…」
「ま…マジで?!え?子どもいる人と?
見合いじゃないの?!
あの…雷心さんが?」
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