
山岸君と照井君
第26章 氷背―――……
「え…これ、苑心が作ったのか?
うわ!!本格的なテストかと思った!!
すげぇなぁ〜苑心!!
先生みたい!!」
俺は、用紙を手に感心してならなかった!!
「え?!そう?先生みたいって!!」
苑心は、“先生”と…呼ばれ、見事に照れていた!!
「そうだな…
苑心には…“医者の先生”より…
“学校の先生”の方が…似合う気がする!!」
俺は、今までの苑心の教え方や接し方…
問題構成能力をみていると…
そっちが似合いそうな気がした…
「学校の…“先生”かぁ…
なんかいいね///…へへへ!先生かぁ〜」
「あっ、でも小学校の先生は無理だな!!お前、本気で小学生と喧嘩しそうだ!!」
「はぁ?!」と、苑心は頬を膨らませて怒ったが…
顔は、キラキラして見えた…
「学校の…先生かぁ〜……」
「エロ教師にはなるなよ?」
「////!!宏樹!!
ったく!!バカ事をいってないでテスト!開始!!」
開始の合図に慌てふためく俺をよそに!!
苑心は、ストップウォッチをスタートさせる!
ほら、大人げない――――…
