
山岸君と照井君
第25章 応援―――……
「そっか―――――――…
お前の頭なら…
何でも出来るんだ――――…
今は、その答えでも良いと思うぞ…」
宏樹は、そう言うと…
アイスティーの入ったグラスを僕に差し出した―――…
「――――今は…?」
グラスを受け取り…一口……
ピリッと罰を受けた舌が…
アイスティーで…救われる…
僕の未来なんて―――…
決められていて…
そこに向かう…人生だと…
思っていた…
宏樹と…出会って……
選べるのだと―――――…
思った…
今と…
未来は違うのだと――――…
気づいた―――…
僕は……選んで―――――…
いいの?
