
山岸君と照井君
第22章 勉強会!?―――………
苑心は、コンタクトの目を気にしながらも――――…
視界に慣れてきたのか…自然と歩くスピードが前と変わらなくなってきた!!
病院を出る頃には…
時計は昼過ぎを指していた―――…
「…昼か〜…弁当…公園で食ってから行くか?」
苑心は、慌てて腕時計を見る…
「―――…そうだな…」
俺は、苑心を先に公園に向かわせ……
コンビニで飲み物と……
リベンジ!?に…ポテトを買った!!
公園に行くと…苑心がベンチに座り――――…
姿勢よく…ボーッとしている…
「お〜い!苑心」
俺が声をかけると…ハッと、明るい顔を向ける…
ホントに…犬みたい―――…
“まて”をする…忠犬?
可愛い――――――…
「飲み物、お茶でよかったか?炭酸がいいならこっちやるし」
「お茶で結構だ!!クンクン…あ…この香り……」
鼻までひくひくさせて!!…犬にしか見えない!?
