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山岸君と照井君

第21章 血の繋がる他人―――…


ワチャワチャしながら…歩き続けると―――――…



目の前に…白い大きな建物がぼんやり聳え建つ…





「宏樹……病院着いた?」


手をギュっと…握りしめてしまう―――――――…



「あぁ…着いた」




―――――…手に…汗を感じる…



ヤバい…緊張して…



手汗―――――…





「自分の家の病院なのに…緊張すんの?」




宏樹は……そんな俺の緊張を知ってか知らずか――――…



手汗なんか気にもしない感じで…ギュッって握り返した―――――――――…



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