
山岸君と照井君
第21章 血の繋がる他人―――…
宏樹は、手を繋いだまま―――…
僕を離さない―――――…
多分…すれ違う人々に…変な目で見られている気がするけど―――――――…
宏樹は…離す気はないらしい…
…手を繋ぐ―――――…なんて…
僕の記憶では、プライベートでも…
ましてや…家族と手を繋いだ記憶は―――――…僕には…ない…
そう考えると…
この手を…離したくない――…
って…思ってしまう///…
いや///…
み…見えないから!!手を…繋いでるんだ!!
///ラブラブ///キュンキュン!っで、繋いでるんじゃ!!ない?!
「――――…苑心…指…絡め過ぎ///…
もう少しで、病院だから……我慢…してくれよ」
「////なっ!!絡めてないから!!!」
僕は、わざと宏樹の手をキツく握った!
「///痛っ〜〜〜!!」
イ〜〜〜〜〜〜〜っだ!!
