
山岸君と照井君
第20章 恥ずかしがり屋――…
悩む、苑心をよそに…俺は、歩き出す―――…
「///まっ!待って!!」
苑心は、俺の袖をグイッ!!と、引っ張り―――――…
俺の、手の甲に唇を押し当てた!!
「///!苑――――し…ん?」
チュッ――――…っと…
苑心の薄くて柔らかい唇を手の甲で感じる―――――…
「///ど…どこにキス!!って言われてないし…
こ、これで――――…いいだろ!!
このやりとりに……僕の心臓は止まりそうになる!!」
顔を真っ赤にし…俺の甲にキスをした苑心…
「///可愛いから許す!!」
「はぁ?僕は、可愛くない!!バカ…」
もう―――!可愛い事!言うなぁ〜!!
俺は、人の目なんか…気にせず…
苑心の手を繋ぎ―――――…
【山岸総合病院】を目指した―――――…
