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山岸君と照井君

第20章 恥ずかしがり屋――…


―――――――――…


「姉をパシリに使うとは…いい度胸じゃない?」




待ち合わせた…駅で姉ちゃんから制服を受けとる…



「悪いと思ってるよ…

昨日も、サンキュー…父さん達にはうまく言ってくれたんだろ?」



姉ちゃんは、はぁ…と、ため息をつきながら…着替えてこい!っと、手で俺を追い払う…



「山岸のこと頼む…メガネないから…一人にすると…迷子になったり、ぶつかったりして―――――…危ね〜んだよ…」




「ははぁ〜ん…だから…って…お手て繋いで現れたときは…お姉ちゃんちょっとショックだったわよ!!」


姉ちゃんのセリフに、俺たちは慌てて繋いだ手を離した!!




「///あ…見えないもんで…ここまで――――…連れてきてもらって…」



苑心は、顔を真っ赤にして手をバタバタさせている―――…



「す、すぐ来るから!姉ちゃん、よろしく!!」



俺も、居心地が悪く慌てて制服を掴み!!トイレに駆け込んだ!!



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