
山岸君と照井君
第20章 恥ずかしがり屋――…
―――――――…
「ん…いい匂いがする…」
風呂をすませ…
着替えをしてきた苑心が…キッチンに顔を出す…
「座れ、今出すから」
俺は、昨日買ってきたコンビニポテトをフライパンで少し暖めて…
その上からオムレツを作る手順で混ぜた液をフライパンに入れ
簡単にポテトオムレットを作った!!
「――――…ネットで冷めたポテトの旨い食べ方ってやつ見て作ってみたけど…ど〜かな?」
皿に出来立てのポテトオムレットを乗せ…その上からケチャップをかけた…
苑心は、必死に料理を見ようとするが…
睨んでるようにしか見えない…
メガネ…無いと不便そうだなぁ…
俺は、苑心の前に…パンと牛乳…オムレットを並べた…
「苑心、見えなくて食いにくいだろ?ほら、あ〜〜〜〜ん」
「///!!えっ!自分で食べられる!!」
と…いいながら…フォークを探すのに一苦労している…
「ったく!ほら、」
俺は、苑心の体を自分に向け!!スプーンで掬ったオムレットを口元に差し出す!!
「////っ!!う…あ〜ん」
パクン!!っと、口に入れる瞬間、目を閉じる苑心の綺麗な顔に…
見とれてしまう――――…
「ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!美味しい!!」
苑心は、頬に手をあてて…ゆらゆらと体を揺らす…
「――――ポテトの塩加減と…ケチャップの甘さが…卵とあってて!!美味しい〜!!
ポテトのカリッとホクッとが…いいアクセスになってる〜!!美味しい!!」
テーブルには…梅さんの作った夕飯と…朝食が…準備されていたが…
今は…ポテトを食べて元気になってほしかったから…
このメニューにした…
