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山岸君と照井君

第19章 答え―――……。


山岸の自宅を見ると…


電気は煌々と着いている――…




米屋の車は――――――…



すでに無く…



帰ったのだろうと推測した…





俺は、呼び鈴を鳴らす――――…







返答がない…




梅さんも帰った時間帯…




おかしいなぁ…




もう一度…



チャイムを鳴らす――――――――――…








変化なし――――――…






「――――――――…き…」





はっ…



呼ばれた気がした――――…が…




チャイムを鳴らしても…



人の気配すら…感じられない…



だが…家には…明かりがついている…




「―――――…苑…心?」




俺は、門に手をかける―――――…



ガチャ――…?




門が―――――…開いた…



米屋が出ていったら…
防犯のために家の中から…ロックをすると言っていたのに…



開いている…




俺は、胸騒ぎがし…門から玄関に向かった――――…



駐車場には…米屋が停めて、出ていっただろう車のタイヤ跡が…ガレージの砂利に刻まれていた―――――…




米屋が来たことは…確か…



そして―――――…


出ていったのも…確か…






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